仏陀の歯が祀られる聖地へ

〜スリランカ・仏歯寺をひとりで訪ねて〜

2025年7月。
僕は8年ぶりにスリランカの地を踏みました。

今回の目的は、オーガニックスパイスやアーユルヴェーダオイルなどの現地視察と仕入れの商談
Light Givers合同会社の立ち上げに向けての、まさに「実務的な旅」でした。

…けれど、その合間を縫ってでも、どうしても行きたい場所がありました。
それが、スリランカ中部・キャンディにある仏歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)

この寺は、釈迦の歯が祀られているといわれる、スリランカ仏教の聖地。
かつて王都として栄えたキャンディの中心にあり、今も多くの信仰を集めています。

実は、僕の誕生日は仏陀と同じ4月8日
この旅の間ずっと、仏歯寺のことが心の片隅から離れず、
理由はうまく説明できないけれど、「行かなくては」と内側から促されるような感覚がありました。

そしてある日、僕は今回お世話になっている10年来の友人・ファイザル氏の自宅を早朝に出発し、
コロンボから片道3時間半〜4時間かけて、ひとりでキャンディへと向かいました。


仏歯寺で感じた「祈り」という光景

寺院に到着すると、すでに多くの参拝者が集まり、
色とりどりの蓮やスイレンの花が、供物台に静かに捧げられていました。

その中で、手を合わせて祈る人々のまなざしが、心に深く残りました。
老若男女、それぞれの祈りの姿には、派手さも宗教的な押し付けもなく、
ただ**「静かに、純粋に、いのちを想う波動」**がそこに漂っていたのです。

その光景を前にふと思いました。
こんなにも多くの人たちが、日々の幸福を願い、祈りを捧げているのだと──。

経済的なこと、健康のこと、家族のこと、未来のこと。
それぞれの心の内から湧き上がる願いが、花の香りとともにこの空間を満たしていました。

もしかすると、僕はこの「愛の波動」に触れるためにここへ導かれたのかもしれない。
そう感じるほどに、場の空気はやさしく、温かく、そして力強かったのです。

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